ペパーミント Menthe Poivrée Bio

ペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントの交配種で、シソ科の草本植物の一種です。質の高い精油の量のためには、湿った豊かな土壌、光、太陽の露出など特定条件が必要となります。

ペパーミントの歴史は、人類の歴史同様に豊かなものです。精油の効能は、非常に古くから知られており、紀元前1000年前のエジプトのお墓で既に使われていました。

世界最古の医学書である「エーベルス・パピルス」には、「ミントは胃を癒す」と記されています。中国やインド、ギリシャやローマ医学でも同様に、香水や場所の浄化、料理にも使われていました。その味わいと新鮮で強く浸透性のある非典型的な香りは、様々な分野で幅広く使用されており、料理だけでなく、化粧品や製薬業界でも重要な役割を果たしています。

ペパーミントは、高さ70～90cmの植物、紫色の茎、長さ4～10cmの披針形の楕円形の葉を持ち、種をつけない紫色の花を咲かせます。ヨーロッパやアジア、オーストラリア、北アフリカ、そしてアメリカと、世界中で栽培されています。地域によって春または秋に植えられ、5月〜10月にかけて収穫されます。精油の品質は、土壌（豊かでやや涼しい）だけでなく、光や太陽への露出により異なります。

他にもペパーミントには数多くの特性があり、人体器官を強化する効果、胃、肝臓、腸にポジティブな働きをもたらします。呼吸器系の炎症や発熱時にもよく使用され、鎮痛作用や肌を落ち着かせる作用、更にはスポーツのパフォーマンス向上効果も期待できる精油です。

出典：

Ma bible des huiles essentielles – Danièle Festy　

Le grand guide des huiles essentielles – Alessandra Moro Buronzo　

1000 Plantes aromatiques et médicinales